イラン政府は、フィリピンに向かう船舶およびフィリピン人船員に対し、ホルムズ海峡を安全かつ円滑に通過できるよう認める方針を示しました。
この方針は、4月2日にフィリピン外務大臣テレサ・ラザロ氏とイランのアラグチ外相との電話会談において確認されたものです。イラン側は、フィリピン船籍の船舶やエネルギー関連の輸送、さらにフィリピン人船員についても、妨げることなく速やかな通行を認めると説明しています。
フィリピン政府は、この対応について、現地で働くフィリピン人船員の安全確保につながるだけでなく、国内のエネルギー供給の安定にも大きく寄与する重要な措置であると評価しています。
フィリピンは原油の約98%を中東からの輸入に依存しており、3月初旬以降、ホルムズ海峡の通行が制限されたことで供給が滞り、石油価格の上昇が続いていました。今回のイランの対応により、原油や肥料などの重要物資の安定的な輸送が進むことが期待されています。
なお、イランはこれまでにも、中国、ロシア、インド、イラク、パキスタンなど、交戦関係にない国々の船舶に対して同様の通行を認める方針を示しています。
一方で、今回の海峡封鎖のきっかけとなった軍事行動を行ったアメリカは、現在も海峡の完全な再開には至っておらず、通常の航行再開には時間を要している状況です。
*下記が情報ソースになります。
イラン、フィリピン船舶のホルムズ海峡航行を許可 両国外相が電話会談(ロイター) #Yahooニュース
Iran allows passage for Philippines-bound ships through Hormuz


