メトロマニラでは、ここ最近、犯罪件数が大きく減少しているとのことです。
フィリピン全体として、治安が年々改善しているというのは、とても心強く嬉しいニュースですね。
NCRPO、犯罪発生件数が大幅に減少と報告
2024年11月23日から2025年5月23日までの6か月間で、国家首都圏警察署(NCRPO)は、前年同期と比べて「重点犯罪(フォーカスクライム)」の総件数が23.13%減少したと発表しました。
これは、殺人、傷害致死、傷害、強姦、強盗、窃盗、車両盗難といった犯罪が合計で779件減少したことを意味します。
具体的には、
殺人は208件から156件に減少(25%減)
傷害致死は19.18%減少
傷害は25.75%減少
強姦は29.28%の大幅減
窃盗は25.51%減少しました。 また、
強盗は16.99%減
自動車の盗難(カーナッピング)は11.11%減 一方で、
バイクの盗難(モーターサイクルカーナッピング)は5.38%ほど増加しましたが、全体としては非常に良好な傾向が見られます。
このような改善は、警察の積極的な取り締まりの強化、街頭での警察の目に見える活動の増加、そして地域社会との連携強化によって実現したと、NCRPOは説明しています。
また、NCRPOは「犯罪の未然防止」に加えて、「発生した事件の解決」にも力を入れてきたと述べています。
その結果、事件の「解決効率」は、前年の69.06%から69.64%へとわずかに上昇し、単に対応するだけでなく、きちんと正義を実現する力も高まっていることを示しています。
なお、事件の「処理完了率(クリアランス率)」は、99.67%から99.15%とわずかに下がったものの、依然として非常に高い水準を保っています。